五十肩はなぜ起こる?原因と仕組みを解説!

五十肩はなぜ起こる?原因と仕組みを解説!
【目次】
五十肩はどんな状態? 
なぜ五十肩になるのか?
五十肩を放置するとどうなる?







「肩が上がらない」「服を着るときに痛い」「寝返りで目が覚める」
そんな症状が続いている方は、もしかすると「五十肩(肩関節周囲炎)」かもしれません。
五十肩という名前の通り、40代〜60代に多く見られる肩の痛みや可動制限の症状ですが、実はその原因は一つではありません。
今回は、五十肩がなぜ起こるのか、その仕組みを整体の視点から分かりやすく解説します。



■五十肩はどんな状態?

肩の関節は、体の中でも非常に複雑な構造をしています。
肩甲骨・鎖骨・上腕骨がバランスを取りながら、周囲の筋肉や腱、関節包という膜によって支えられています。
この関節包や腱に「炎症」が起きることで、痛みや動きの制限が生じるのが五十肩です。
正式な医学用語では「肩関節周囲炎」と呼ばれます。
初期は炎症による「ズキズキした痛み」が強く、次第に動かすと痛い「拘縮期(こうしゅくき)」に入り、最後に少しずつ動かせるようになる「回復期」へと進んでいきます。

進行期■なぜ五十肩になるのか?

原因は一つではありませんが、大きく3つの要素が関わっています。

①加齢による組織の変化
年齢を重ねると、筋肉や腱の柔軟性が低下し、血流も悪くなります。
その結果、肩の動きに必要な「腱板(けんばん)」や「関節包」に小さな炎症が起きやすくなり、五十肩が発症します。
特に長時間のデスクワークや猫背などで、肩周りの血流が滞っている方は要注意です。
疲労が溜まっても修復が追いつかず、炎症が慢性化してしまいます。

②姿勢の崩れと筋肉バランスの乱れ
五十肩の方に共通して見られるのが「肩が前に巻いている姿勢」です。
スマホやパソコン作業が多いと、胸の筋肉(大胸筋や小胸筋)が硬くなり、背中の筋肉(肩甲骨を支える筋肉)が弱くなります。
このアンバランスが続くと、肩関節の位置がズレて、関節包や腱に余計な負担がかかります。
日常的にこの歪みを放置することで、炎症が起こりやすい状態になります。

③肩以外の部位からの影響
実は、五十肩は「肩だけの問題」ではありません。
背骨・肋骨・骨盤など、体幹のバランスが崩れることで、肩関節にねじれが生じるケースも多くあります。
たとえば、背中が丸くなると肩甲骨が外に開き、肩の動きが狭くなります。
また、腰や股関節の動きが悪いと、上半身を補うために肩ばかり使うようになり、結果として肩を痛めてしまうのです。
整体では、こうした「全身のつながり」を整えることで、肩への負担を軽減し、自然な回復を促していきます。

五十肩・肩関節周囲炎イメージ■五十肩を放置するとどうなる?

「いつか治るだろう」と放置してしまう方も多いですが、痛みがあるまま動かさない期間が長く続くと、関節が固まり「拘縮肩」になってしまうことがあります。
この状態になると、日常生活に支障をきたすだけでなく、回復までに1〜2年かかることもあります。
逆に、痛みを悪化させない範囲で少しずつ動かし、血流を保つことが早期回復のカギになります。
整体では、無理のない範囲で可動域を広げながら、関節や筋肉の緊張を解いていくことができます。



まとめ

五十肩は、単なる「肩の炎症」ではなく、
身体全体のバランスの乱れや、長年の疲労が表面化した「身体のサイン」とも言えます。
一時的な痛みを抑えるだけでは、根本的な解決にはなりません。
姿勢・呼吸・血流・体幹の使い方を整えることが、再発を防ぐためにも大切です。
「肩が上がらない」「ズキズキ痛む」「寝返りで目が覚める」など、違和感を感じたら早めに専門家へ相談してみてください。
整体で身体全体を整えることで、五十肩の回復は確実に近づきます。
KIC九大学研都市整骨院では、五十肩の原因を究明し改善に導きます。
現在、五十肩や何かお身体の事でお困りでしたら当院までお気軽にご相談下さい。

 

 

 

 

 

【福岡市にある当院のホームページはこちらから】 https://kic-momochi-seikotsuin.com/

【五十肩はこちらから】https://kic-momochi-seikotsuin.com/40kata-50kata/

【LINE】 https://lin.ee/mzts765 LINEでの問い合わせ、ご予約も可能です