ストレスと耳鳴りには深い関係性があった!!

ストレスと耳鳴りには深い関係性があった!!
【目次】
耳鳴りはなぜ起こるのか?
ストレスが耳鳴りを悪化させるメカニズム
ストレスと耳鳴りの悪循環
耳鳴り改善のためにできること




耳の奥で「キーン」「ジー」と鳴り続ける耳鳴り。
周囲には聞こえないその音は、不快感だけでなく不安や集中力の低下を招き、日常生活に大きな影響を与えます。実際に病院で検査をしても「異常なし」と言われるケースは少なくありません。
その背景には、ストレスと耳鳴りの深い関係性が隠れていることが多いのです。


■耳鳴りはなぜ起こるのか?

耳鳴りには、大きく分けて「器質的な原因」と「機能的な原因」があります。
器質的な原因とは、難聴や中耳炎、加齢など耳自体の構造に問題がある場合です。
一方、機能的な原因とは、耳そのものに大きな異常はないのに起こる耳鳴りで、代表的なのがストレスや自律神経の乱れによるものです。

人間の耳は、脳と密接につながっており、外部からの音を電気信号に変えて脳で「音」として認識します。
ストレスが強くかかると脳の感覚処理が過敏になり、本来は気にならないはずの微細な雑音を「耳鳴り」として感じ取ってしまうのです。



■ストレスが耳鳴りを悪化させるメカニズム

ストレスが耳鳴りに影響する理由には、いくつかのメカニズムがあります。

1.自律神経の乱れ
精神的な緊張や不安が続くと、自律神経のバランスが崩れます。
交感神経が優位な状態では血流が悪くなり、内耳へ十分な酸素や栄養が届かなくなります。
その結果、耳の神経が過敏になり、耳鳴りが生じやすくなるのです。

2.筋緊張による影響
ストレスは首や肩の筋肉を緊張させます。
筋肉が硬くなると血流が妨げられ、耳や脳への循環も滞ります。
整体の現場でも、肩や首のこりをほぐすだけで耳鳴りが軽減するケースが少なくありません。

3.脳の過敏化
ストレスは脳の働きにも影響します。
過度の緊張状態が続くと、大脳皮質や聴覚野が常に敏感になり、実際には存在しない音を拾ってしまうのです。

脳のガンバリが、耳鳴りを起こす 加齢や病気などによって、耳がよく聞こえなくなると……。脳は異常事態だと感じて、足りなくなった音を補おうとします。脳によって補われた音が、人にとっては耳鳴りと感じられます。


■ストレスと耳鳴りの悪循環

厄介なのは、耳鳴りそのものが新たなストレスを生み出すことです。
「また鳴り始めたらどうしよう…」という不安が、さらなる緊張を引き起こし、自律神経を乱し、耳鳴りが悪化する。
まさにストレスと耳鳴りの悪循環に陥ってしまいます。
このサイクルを断ち切るには、「ストレスを軽減する」「耳や体の緊張を緩める」ことが重要です。


■耳鳴り改善のためにできること

耳鳴りを完全になくすことは難しい場合もありますが、ストレスを上手にコントロールすることで症状の緩和は期待できます。

1.深呼吸や瞑想で自律神経を整える
1日数分でも呼吸を整えるだけで、交感神経の過剰な働きを抑える効果があります。

2.睡眠リズムを整える
寝不足は自律神経を乱し、耳鳴りを悪化させます。
寝る前のスマホ使用を控え、リラックスして眠れる環境を整えましょう。

3.首・肩の緊張を緩める
軽いストレッチや整体で筋肉のこりを和らげると、耳への血流が改善し、耳鳴りの緩和につながります。

4.音による対策
静かな環境では耳鳴りが気になりやすくなります。
小さな環境音(川のせせらぎやホワイトノイズなど)を流すと、耳鳴りが和らぐ場合があります。


■まとめ

耳鳴りは単なる耳の不調ではなく、心と体のバランスの乱れを知らせるサインでもあります。
特にストレスとの関係は深く、心身の緊張が続くほど耳鳴りは強まりやすくなります。
もし検査で「異常なし」と言われても、症状があるのなら無視してよいわけではありません。
日常のストレスを見直し、体の緊張をほぐす工夫を取り入れることで、耳鳴りの不快感は和らげられる可能性があります。
「耳鳴り=治らない」とあきらめる前に、ストレスケアや体のメンテナンスを意識してみましょう。
それが耳鳴り改善の第一歩となるはずです。
KIC九大学研都市整骨院では、筋肉・骨格・神経そして姿勢に刮目し耳鳴りに対してアプローチを行い改善に導きます。
現在、耳鳴りやお身体の事でお困りでしたら当院までお気軽にご相談下さい。