五十肩はなぜ夜に痛みやすい?夜間痛の理由と対処法とは!?
【目次】
なぜ夜に痛みが強くなるのか?
夜間痛を軽減するための整体師が勧める対処法 
まとめ









五十肩(肩関節周囲炎)で最もつらい症状のひとつが 「夜の痛み(夜間痛)」 です。
日中はそこまで痛まないのに、寝ようとした瞬間にズキッと痛む…。
眠れないほどの痛みに悩まされ、疲れが取れず悪循環に陥る方も少なくありません。
この記事では、五十肩が夜に痛みやすい理由と、柔道整復師目線で行える自宅での対処法をわかりやすく解説していきます。




■なぜ夜に痛みが強くなるのか?夜間痛の3つの理由

①炎症が強い時期(急性期)は、安静にすると痛みを感じやすくなる

五十肩の初期は肩関節に 強い炎症(腫れ・熱感) が起きています。
日中は体が動いて血流が良くなり、痛みを感じにくい状態なのですが、
夜に動きが止まると 血流が低下し、痛みのセンサーが敏感になることで痛みが増します。
特に仰向けや横向きで寝たとき、肩に軽く圧がかかるだけでも刺激となり、ズキズキと痛むことがあります。

②寝姿勢で肩周りの組織が引っ張られる

睡眠時、とくに仰向けや横向きでは
・肩が前に巻き込まれる
・腕の重さが肩に負担としてかかる
・肩関節包が伸ばされる
などの力が加わります。
特に五十肩の急性期では、関節包(肩関節を包む袋)が炎症でパンパンに張っているため、少しの伸張や圧迫でも痛みが強く出やすい のが特徴です。
横向きで“痛くない方を下にしても痛む”という人が多いのは、上側の腕が前に落ちて関節包が引き伸ばされるからです。

③自律神経の変化で痛みを感じやすくなる

夜は副交感神経が優位になり、体がリラックスする時間帯です。
通常は良いことなのですが、痛みの観点から見ると 感覚が敏感になりやすいタイミングでもあります。
また、一日の疲れ・ストレス・睡眠負債などがあると、脳が痛みをより感じ取りやすくなり、夜間痛を悪化させることがあります。




■夜間痛を軽減するための柔道整復師が勧める対処法

① 寝る前の“肩温め”は効果的

炎症がかなり強い初期を除いて、夜間痛には温めることが有効です。
お風呂の後や寝る前に、ホットタオル・蒸気の温熱パック・湯たんぽ(低温やけどに注意)
などで 肩周りを10〜15分温めると、血流が良くなり痛みがやわらぎます。
特に肩前方〜脇の前あたり(大胸筋・小胸筋)を温めると腕の重さが肩に掛かりにくくなり、寝やすくなります。 

② 寝る姿勢を変える:おすすめは“バスタオル抱き枕”

五十肩の人が寝る際に最も効果的なのが以下の姿勢です。

◎仰向けの場合
・バスタオルを丸めて背中〜肩甲骨の間に置き、胸を開く
・痛み側の腕をクッションの上に軽く乗せて高くする
腕の重さが肩にかからなくなるため、痛みが和らぎやすいです。

◎横向きの場合
・痛くない方を下にするのが基本
・痛い側の腕を抱き枕の上にのせ、前に落ちないよう支える
これだけで夜間痛が大きく軽減します。

③痛む日は“無理にストレッチしない”のが正解

五十肩の改善には可動域運動が必要なのですが、夜間痛がひどい日や炎症が強い時期は、大きく腕を回す、ぐいぐい伸ばすなどの強いストレッチは逆効果です。
むしろ炎症が悪化し、さらに眠れなくなるケースもあります。
痛みが強い日は、肘を曲げた状態で肩をすくめる軽い運動、手首や肘の柔軟など刺激の少ない運動に切り替えましょう。

④就寝前に鎮痛薬を活用するのも選択肢

痛みが強い時期は、市販の鎮痛薬(ロキソニン、アセトアミノフェンなど)シップ、クリームタイプの鎮痛剤を使うのも有効です。
もちろん常用は避けるべきですが、睡眠を取ることは改善に極めて重要です。
痛みで寝られない日が続く場合は、薬に頼ることは決して悪い選択肢ではありません。

⑤2〜3ヶ月続く強い夜間痛は、一度医療機関へ

五十肩の急性期は夜間痛が出て当然ですが、耐えられないレベルの痛みが長期間続く場合は他の疾患の可能性もあります。
・石灰沈着性腱板炎
・断裂を伴う腱板損傷
・上腕二頭筋炎
などでも強い夜間痛が出ることがあります。
整体で改善が見えにくい場合は、一度整形外科での画像検査をおすすめします。




まとめ

夜間痛は“五十肩のサイン”でもあります。
正しい対処で軽減できるものです。
五十肩が夜に痛むのは、炎症が強い時期である寝姿勢で肩が引き伸ばされる夜間は痛みを感じやすい状態になるという理由があり、決して珍しいことではありません。
ただし、姿勢の工夫・温め・弱い運動を取り入れることで多くの方が楽になります。
五十肩の夜間痛は、つらいですがずっと続くものではありません。
適切なケアを行いながら無理のない範囲で肩を動かしていくことで、確実に改善へ向かいます。
KIC九大学研都市整骨院では、五十肩の原因を究明し根本的に改善に導きます。
現在、肩の痛みや何かお身体の事でお困りでしたら当院までお気軽にご相談下さい。