【目次】
五十肩は“自然に治る”と言われる理由
自然治癒に“2〜3年”かかることもある
放置するとどうなる?実際に起こりやすい3つの問題
柔道整復師の現場経験:放置した人ほど“治りにくい”傾向が強い
整体で何ができるのか?
五十肩は“放置してもいい”症状ではない
五十肩(肩関節周囲炎)は「放っておけば治る」と言われることが多い症状です。
確かに、医学的には多くの場合 時間の経過とともに自然と改善していく疾患とされています。
しかし、実際に整体院で多くの五十肩の方をみていると、
必ずしも “自然に治る=元通りに戻る”とは限りません。
では、五十肩は本当に放置して大丈夫なのでしょうか?
この記事では、
・五十肩が自然に治るケース
・放置した場合に起こるリスク
・早めにケアするメリット
を整体師の視点から丁寧に解説していきます。
■五十肩は“自然に治る”と言われる理由
五十肩には【急性期 → 凍結期 → 回復期】という3つのステージがあります。
この経過は平均1〜3年ほどで進み、炎症が収まれば自然と動きは改善していきます。
このことから
「五十肩は自然に治るもの」
と言われています。
●実際に自然に改善していくケースも多い
痛みが軽い場合や、生活に大きな支障が出ない人は、半年〜1年ほどで徐々に肩が動くようになり、普通の生活が可能になることもあります。
■自然治癒に“2〜3年”かかることもある
五十肩の自然経過は個人差が非常に大きく、
・痛みが1年以上続く
・動きが2年経っても戻らない
・反対側にも出てくる
というケースも珍しくありません。
痛みで眠れない夜間痛が長期間続く方や、仕事や家事に支障が出る方は、自然治癒を待つのは非常に負担が大きいといえます。
■放置するとどうなる?実際に起こりやすい3つの問題
「あまり痛くないし、しばらく様子を見よう」
と考える方は多いですが、五十肩の放置にはいくつかのリスクがあります。
①可動域が戻らないまま固まってしまう
五十肩の特徴である“凍結期”(肩が固まる時期)に、何もしないまま動かさない状態が続くと
・肩が上がらない
・背中に手が回らない
・服の着替えがしづらい
などの状態が 長期間固定されてしまう ことがあります。
実際に、五十肩発症から3年以上経っても
「まだ手が上まで上がらない」という方は少なくありません。
②反対側にも五十肩が出やすくなる
片側が痛いと、どうしても反対側の腕に頼ってしまいます。
その結果、負担が集中して反対側も痛み出し、両側五十肩になるケースも多くみられます。
とくに40代後半〜60代は、
・デスクワーク
・家事動作
・姿勢不良
などの要因が重なりやすく、両肩トラブルが起きやすい年代です。
③代償動作がクセになり、別の不調が出てくる
五十肩を放置すると、肩を動かさない習慣が身についてしまい、
・肩甲骨が動かなくなる
・腕の筋肉だけで動かそうとする
・姿勢がさらに悪化する
といった 代償動作(かばい動作) が強くなります。
その結果、
・首の痛み
・肩こり
・背中の張り
・反り腰
・腕のしびれ
など「五十肩以外の問題」まで出てしまうのが実情です。
■柔道整復師の現場経験:放置した人ほど“治りにくい”傾向が強い
整体院に来られる五十肩の方の多くは、発症から数ヶ月〜1年ほど経ってから来院されます。
その中で共通して感じることは、
“早く来た人ほど改善が早く、放置した期間が長いほど改善に時間がかかる”ということです。
理由はシンプルで、
・関節包が固まってしまっている
・筋肉が萎縮して血流が悪い
・成り代わり動作が定着している
ためです。
例えるなら、固くなったゴムを元に戻すのは時間がかかるというイメージです。
■整体で何ができるのか?
五十肩は「炎症型」と「固まり型」の2つに大きく分かれます。
整体では、それぞれに応じたアプローチを行います。
①痛みの強い“急性期”
・炎症を悪化させない動かし方
・痛みを減らすポジション
・夜間痛を和らげる姿勢指導
この段階では無理に動かすのは逆効果です。
②動きが悪くなる“凍結期”
・肩甲骨の動きを改善
・胸郭・肋骨の柔軟性を上げる
・腕の筋肉の緊張を取り除く
・可動域を広げる軽い運動療法
痛みの強さを見ながら、少しずつ動きを取り戻していきます。
③“回復期”
・可動域を戻す集中ケア
・姿勢改善
・使い方のクセを修正
再発しない肩をつくるための調整が大切です。
■五十肩は“放置してもいい”症状ではない
結論として、五十肩は自然に治る可能性があるものの、放置すべき症状ではありません。
放置してしまうと、
・回復に時間がかかる
・可動域が戻らない
・反対側も痛くなる
・姿勢が悪化し他の不調を招く
などの問題が高確率で起こります。
早めにケアを始めれば、
・痛みが軽くて済む
・夜間痛が減る
・回復が早い
・生活のストレスが激減
と良い流れで改善していくことができます。
まとめ
「早めのケアが後々の肩の未来を変える」
五十肩は自然に改善することはありますが、“元通りの可動域まで自然に戻る”とは限りません。
むしろ、放置した期間が長いほど改善に時間がかかる
というのが整体の現場での実感です。
肩の痛みや動かしづらさを感じたら、無理に動かす前に、まずは専門家に相談することをおすすめします。
KIC九大学研都市整骨院では、五十肩の原因を究明し根本的に改善に導きます。
現在、五十肩や何かお身体の事でお困りでしたら当院までお気軽にご相談下さい。