
【目次】
顎関節症はなぜ起こるのか?
顎関節症は自然に治るのか?
マウスピースは本当に効果があるのか?
手術が必要になることはある?
完治するのか?それとも付き合い続けるもの?
顎の痛みや口の開けづらさ、カクカクと鳴る音などを感じたことがある人は少なくない。こうした症状が続くと、日常生活にも支障をきたすことがあるが、それが「顎関節症」である可能性は高い。
だが、この顎関節症についてどれほど理解しているのだろうか?
この記事では、顎関節症に関して多くの人が抱く疑問に焦点を当て、正しい知識と理解を深めていきたいと思います。
顎関節症とは何か?
顎関節症とは、顎の関節(顎関節)やそれを動かす筋肉に問題が生じ、痛みや運動障害を引き起こす疾患の総称である。
口を開けるときの痛み、音が鳴る、開けにくい、閉じにくいなどの症状が代表的だ。
日本では特に20代から40代の女性に多いとされ、ストレスや姿勢、歯ぎしり、噛み合わせの悪さなどが関与していると考えられている。
〇顎関節症はなぜ起こるのか?
最も多い疑問は、「なぜ顎関節症になるのか?」という点だ。
その原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っている。
噛み合わせのズレや歯の不均衡、無意識の歯ぎしり・食いしばり、さらにはストレスによる筋肉の緊張など、心身両面の影響がある。
また、頬杖をつく習慣や寝るときの姿勢も影響を与えることがある。
〇顎関節症は自然に治るのか?
もう一つのよくある疑問は、「放っておけば治るのか?」というものである。
実際、多くの軽度な顎関節症は自然に回復することがある。
特に若い人では、数週間から数ヶ月で症状が軽減することも珍しくない。
しかし、痛みが慢性化したり、口が開かなくなったりする重症例では、専門的な治療が必要になる。
したがって、「自然に治る」と軽く考えすぎるのも危険である。
〇マウスピースは本当に効果があるのか?
顎関節症の治療としてよく用いられるのが「スプリント療法」つまりマウスピースである。
これは歯ぎしりや食いしばりを緩和し、顎関節への負担を軽減するための装置だ。
多くの場合、夜間の装着が推奨される。
効果には個人差があるが、正しく使えば症状の改善が期待できる。
ただし、自己流で市販のマウスピースを使用すると、逆に噛み合わせを悪化させる恐れがあるため、必ず歯科医師の指導のもとで使用すべきである。
〇手術が必要になることはある?
顎関節症は基本的に保存的治療が主体であり、手術が必要になることはまれである。
ただし、関節内に重度の変形があったり、関節円板(クッションの役割を持つ組織)が著しくずれていたりする場合には、関節鏡視下手術などが行われることもある。
〇完治するのか?それとも付き合い続けるもの?
顎関節症は慢性化しやすい面もあり、一度良くなっても再発することがある。
しかし、多くの場合は生活習慣の改善や適切なケアを続けることで症状をコントロール可能である。
「完治」というよりは、「上手に付き合っていく」という意識が大切だ。
早期発見と早期対応が、その後の経過に大きく影響する。
おわりに
大事なことは、疑問を放置せず、向き合うことが第一歩である。
顎関節症は、軽視されがちだが、放っておくと日常生活に大きな支障を来す可能性がある。
小さな違和感でも、「なぜだろう?」という疑問を持つことが、健康を守る第一歩になる。
今一度、自分の生活習慣やストレス、姿勢を見直してみてほしい。
顎関節症は、決して顎だけの病気ではない。
身体全体、そして心の状態ともつながっていることを理解することが、根本的な改善への鍵となるだろう。
KIC九大学研都市整骨院では、姿勢から根本的に顎関節症を改善に導きます。
何かお身体の事でお困りでしたら当院までお気軽にご相談下さい。
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