【発見!】意外と知らない顎の仕組み

〔目次〕
1.顎の構造について
2.働く筋肉について

 

顎の構造ってどうなってるの?

顎関節は、側頭骨と頬骨の2つの骨と、下あごの両端にある関節頭、骨同士の間に関節円板というクッションからできています。

顎の動きが正常な場合は、大きく口を開けると下あごの関節頭が、前にずれるように出てきて、同時に関節円板も一緒に動き骨と骨のクッションの役割を果たしています。

口を一定の大きさまで開けると、今度は顎関節が前下方に滑りこむような動きをしてもっと口を開けることができるのです。

その際に、顎関節がこの関節円板に乗っかったまま滑らかに動く状態が、正常な顎の動きです。

このように、顎関節は回転と移動を伴った動きをしており、これは顎関節の大きな特徴のひとつです。

女性 顎耳の前に指を当てて口を大きく開けてみると、この2つの動きを感じることができると思います。

また、左右の顎関節は常に同じ動きをしているわけではなく、顎が前方へ移動する量や回転する量を左右で独立して調整することができます。

これにより、顎は左右に動いたり前方に動くことができます。
このように、口は縦に開くだけではなく、左右や前後に複雑にコントロールされることによって、色々な形態の食べ物を咀嚼したり、言葉を発したり、口に物をくわえたり、楽器を演奏したりといった、様々な動作を実現できるのです。

例えば、食べ物を右の奥歯で咀嚼する際には、口を開けて食べ物を入れた後、顎を少し右に移動させながら口を閉じていくことで上下の奥歯で挟んで押しつぶし、これを繰り返すことで食べ物を細かく粉砕し、飲み込みやすくします。

そして、その複雑な顎関節の動きを支えるのに、「咀嚼筋」と呼ばれる筋肉たちが深く関わってきます。

 

働く筋肉は?


下顎骨の運動は、「咀嚼筋」と呼ばれる筋肉が主に働きます。

この筋肉は、下顎を上顎に対して上下に動かしたり、前後左右に水平に移動したりすることによって食べ物を食べたり、喋る時に働く重要な筋肉です。

咀嚼筋には、咬筋・側頭筋・外側翼突筋・内側翼突筋の4つが挙げられます。

咀嚼筋とは何か?咀嚼を支える筋肉群 - Genspark

<咬筋>
咬筋は、咀嚼筋の中で最も咬合力を発揮する筋肉です。

単純に口を閉じる動きをします。 

咬みしめた時に顎の外側を触ると咬筋が盛り上がるのが容易に分かります。

また、下顎骨の発達にも関与し、咬筋が発達している人は顎もしっかりした四角い顔の人が多い傾向です。


<側頭筋>
側頭筋は頭の横に広がる筋肉で、咀嚼筋の中で1番大きな筋肉です。

こめかみを触って咬みしめると、側頭筋が動くのが分かると思います。

側頭筋は顎関節の後上方に位置するため、口を閉じる働きとともに顎を後方に引く働きを担います。

<外側翼突筋>
外側翼突筋と内側翼突筋は、咬筋、側頭筋と異なり顎の内側に位置するため、体表から触知することはできません。

外側翼突筋は、咀嚼筋の中で唯一開口時に働く筋肉になります。

上頭と下頭で機能が正反対で、上頭は関節円板に停止するため、関節円板を引くことで開口するように働き、下頭は他の咀嚼筋と同様に閉口時に働きます。

<内側翼突筋>
内側翼突筋も、顎の内側に位置するため、体表から触知できませんが、口腔内からはその前縁を触ることができます。

口を閉じる作用と共に顎を前方に出す作用を担います。

 

●まとめ
今回は、皆さんが普段何気なく口の開け閉めで使われている顎の構造や働く筋肉についてご紹介いたしました。

顎の関節や筋肉に負担がかかり過ぎると顎の痛みや口の開けずらさなどの顎関節症になってしまいます。

現在、顎の痛みや違和感など何かお身体の事でお困りでしたらKIC九大学研都市整骨院までお気軽にご相談下さい。

 

 

 

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